協会について

会長挨拶

会長 砂川 健治

当協会は、昭和42年7月6日「沖縄土木設計監理協会」として琉球政府の許可を得て任意団体として設立しました。その後、社団法人化、「沖縄県測量設計業協会」、「沖縄県建設コンサルタンツ協会」と組織統合・改変を経て、令和6年で57年目を迎えます。

測量及び建設コンサルタント業は、現地の測量や土質調査から土地の形状や地質の状況を把握し、それを基にそこに適した構造や機能を有する社会資本のデザインを行う仕事であります。いわゆる社会資本整備における上流を担う業種として、その成果は社会資本のコストや品質を左右することを強く自覚し、県民の安全・安心で快適な生活を支える基盤整備に貢献することを使命としています。

一般社団法人沖縄県測量建設コンサルタンツ協会は、測量及び建設コンサルタント業に係る調査研究、研修会等の開催、普及啓発等に関する事業を行い、測量及び建設コンサルタント業界の健全な発展及び地位の向上を図るとともに、安全・安心な社会資本整備の推進に貢献し、もって産業の発展及び県民生活・福祉の高揚に寄与してまいりたいと考えております。

また、近年頻発する甚大な自然災害を踏まえ、国の「国土強靭化基本計画」に基づく防災・減災を柱とした国土強靭化と社会資本の維持管理・更新事業等の推進が行われており、当協会でも内閣府沖縄総合事務局や沖縄県との間に災害協定を締結し、防災・減災については引き続き取り組みを行っていく所存です。

おわりに、今、私たち業界は「技術員の高齢化」という課題に直面しておりますが、次の世代への「雇用の確保」「担い手育成」に注視し、「労働生産性の向上」「働き方改革」そしてそれを支える「経営基盤の強化」など多角的課題に取り組んでおります。会員各位の技術力向上を目的とした講習会や研修会の一層の充実、品質向上の推進、関係機関との意見交換会による諸課題の改善、社会資本整備の重要性や測量及び建設コンサルタントの役割を県民に理解してもらうためのPR活動などの推進に努めてまいります。県民の皆様をはじめ、関係各位には当協会の活動に対し、ご理解ご高配を賜りますようお願い申し上げます。